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  主な症状としては、眼球の中で白い腫瘍が大きくなり、瞳を通して白く光って見える白色瞳孔と呼ばれるものと斜視(2つの眼球の動きがちぐはぐな場合)とがあります。このような症状に気が付いて眼科を受診する年齢の平均は、両眼性で生後11ヶ月、片眼性で27ヶ月です。5歳以降に発症することは比較的少ないようです。

  診断は眼底検査を行えばほとんどできますが、網膜剥離がひどかったり、緑内障で角膜が混濁したりして眼底が良く見えない場合があります。そのような時には超音波検査を行えば、眼球の中に腫瘤のあることが画像として外来診察室で簡単に検出できます。CT検査では、視神経や眼球外への腫瘍細胞の浸潤や脳転移の有無などもわかることがあります。

  しかし注意しなければならないのは、どのような治療法でも、わずかな数の腫瘍細胞だけがある場合、これを検出するのは難しいことです。一般の方々に、検査方法の限界を良く理解しておいていただきたいところです。悪性腫瘍細胞は生きていれば必ず増殖しますので、しばらくたってから再検査して初めてはっきりすることがあります。したがって経過観察も重要な検査法のひとつです。

-説明文より-


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