2月26日

12日に行った治療の影響で左目の視力低下を心配したが、あまり変化は無さそうだ。本人に聞くと「両方とも見えるよ〜」と嬉しい返事をしてくれるんだが、確認すると左目しか見えていない...。(^^;   3月4日の診察で何を言われるか心配で仕方が無いが、アイソトープはやることになるだろう。

かなり前になるが点字の教材を注文した。点字は必要になって欲しく無いが、万一必要になった時のためにも先に勉強しておこうと思うのです。

2月16日

眼底出血を起こしている右目について考えてみた。最後に眼底出血を起こしたのは10月4日。それから今まで出血が引いて眼底が見えてくるのを待っている状態だ。既に4ヶ月経っている。出血は転移の危険性も含んでいるし、眼底の状況が見えないということもあり、嬉しくない状況なのは間違い無い。このまま出血が引かなかったら、「視力があった方の目」でも摘出を考えなくてはならないのだろうか。

「出血が引く」という現象は、どのようにして眼球内の出血が吸収されるのか判らないが、転移の危険性があるということは、この吸収される時点で起こっていることなのだろうか。先生は「正常な眼球の場合、眼球内を洗浄する事も可能」と言われた。吸収という現象で眼球外に腫瘍を含んだ血液が吸収されているのなら、もし摘出を考えるより、転移の可能性は高いが洗浄をやってみる価値はあるのだろうか...。転移予防の為の全身治療などが必要になってくると思うが...。一度、思いきって先生に聞いてみようと思う。

2月15日

診察。治療の効果は出ているとのこと。病院に来る間に考えていたことがあったので先生に聞いてみる。「今回の治療成果次第で、アイソトープはやらなくても良いのか」という問いに、「今までの治療経過を見ていると、必要になってくるでしょう」という回答だった。一応、予約を入れておきましょうということで、3月15日入院ということになった。

4日間ほど隔離になってしまうので、心配事は多いが、間に違う治療を挟んでも最終的にアイソトープが必要になる可能性もあるわけで、家族で頑張るしか無いと思う。

2月12日

午後から手術ということで、午前中は仕事に行く。病院に戻ると既に点滴を付けている。麻酔の前に飲む薬は吐いてしまったので、意識ははっきりとしてベビーカーに乗ってご機嫌。いつもと全く違うので驚く。

予定通り13時半に手術室に向かい、麻酔科の先生に預ける。手術室の中が見えて、瞬の為に準備をしているのが見え、少し緊張。17時に回復室に呼ばれ面会できた。

術後の説明では、右目は眼底は見えない状態。写真でも真っ赤に見える。ただ再発等は起こしていないだろうということ。詳しくは判らないが再発等起こしていると、出血の中に「白い物」が浮いてくるという説明を受けた。12月に撮った頭部のCTでも特に異常が見られなかったので、もう暫くしたら、もう一度、CTを撮りましょうとのことだった。眼底出血については、正常眼球で事故などにより出血した場合でも、半年間は様子を見るということ。それでも血が引かない場合には洗浄などの処置をするということだが、腫瘍があるので洗浄は出来ないという説明。視力のあった目なので、出血さえ引けば、視力は回復してくるでしょうということだった。

左目については、眼動注と小さな腫瘍にレーザーを当てる。反応が出ているので効果は期待できるだろうとのこと。一つ、大きな残存腫瘍があるので、今回の治療経過を見てアイソトープの治療が必要になってくるだろうという説明。出来れば避けたかったアイソトープ。経過次第でということだったので、特に詳しく聞かなかった。

今まで怖くて聞きたくても聞けなかった「治療成果」について簡単に聞いてみた。「治療は順調ですか」という問いに「順調と言っていいでしょう」という回答があった。イメージ的に(^^;、良くても悪くてもはっきりと返答してくれる主治医なので、少し安心できる言葉だった。

2月11日

昨日は眼科の診察が3時半頃になってしまったようだ。先生も「先週見たから、治療の時にゆっくり見ます」ということで診察しなかったようです。看護婦さんは「いいんですか?」とか言っていたらしいが...。先生も疲れていたんでしょう。(^^;

治療は予定通り左目に眼動注とレーザー。右目については麻酔下で良く見て頂けるということです。右目の硝子体播種が心配だが、手術後の説明で何を言われるか不安な部分でもある。

入院は今までと違って、「帰る」とも言わず、楽しそうに入院生活を送っている。ただ体温測定も嫌がるのが問題。看護婦さんも困っていることでしょう。それにしてもペラペラとしゃべっていないことが少ないので、目立って仕方が無い...。

明日は午後の治療なので厳しい一日になりそうだ。

2月10日

5回目の入院。新棟の病室は初めてなので不安だったが、以前とは別物と言って良いほど綺麗で設備が整っている。各部屋にトイレは付いているわ、液晶のテレビが付いているわ、プレイルームのおもちゃが新しくなっていたり、瞬には楽しいことばかりなようだ。車の中で病院が近くなると嫌がって泣くのだが、入院の時は違う。渋滞していても「まだ、病院着かない?」とか聞いてくる。

明日、休診日ということもあり、眼科は大混雑。視力検査だけをやって、病室で診察を待つことになったが、14時になっても呼ばれないので会社に来て、この日記を書いています。(^^;

ちなみに視力検査は嫌がって検査どころでは無い...。

2月3日

治療が延期になったということで、一度、診察してもらうことにした。採血と小児科の診察もすることになる。以前は採血の時に大人と同様に採血室で行っていたのだが、新棟になってからは2Fの採血受付で容器を貰い、小児科で行うことになったようだ。

初の視力検査をやったようだ。(私は車を会社に止める為にいなかった)まだ慣れていないせいか、泣いて検査どころじゃなかったらしい。結局、右0、左0.03ということになった。う〜ん。

眼科の診察は、両目ともじっくりと見て頂けて、左目は「思ったより進行していない」、右目は「まだ眼底は見難いが出血もかなり引いてきたので麻酔をかけたときにゆっくり見ます」とのこと。12日の治療で左目に眼動注、レーザーを行うということになった。

右目については12日に先生に良く見てもらってから考えることにした。転移の心配などあるが、本来、見えていた方の目なので出来る限り残して治療してやりたいと思っている。

ちなみに2回も治療延期になったというのは初めてだそうだ。嬉しくない「初めて」である。

2月2日

インフルエンザで会社を休んでいると、がんセンターから電話がある。大体、予想はついたが...。電話は金子先生からだ。5日に予定していた治療が手術室の関係で来週に延期になるとのこと。また延期...。通常1日2名取れる手術室のベットが1つしか確保できないとのこと。12日は確実ということ。

正直、2度目の延期には精神的にも辛いものがある。患者と家族は入院に合わせて風邪を引かせないようにしたり、何度も入院しているとはいえ、入院前には精神的にも不安になるものだ。そこにきて延期とか言われてしまうと、気が抜けるというか、脱力感のようなものを感じてしまう。前の病棟の時は、こんなことは無かったので、新病棟になってから、病院としての機能がうまく動いていないのか、病院に対して不安を覚えてしまう。

12日も延期なんてなった時は、自分の気持ちを押さえておくことができるかどうか判らない。