5月27日

久しぶりの眼科の診察。どうも眼科の診察になると前日から不安で仕方が無い。瞬は相変わらず目薬を注す時は、泣きまくっている。2回、多い時は3回も注されるわけで、2歳の子供には可哀相なのは分かっているんだが、やらなきゃならない。眼底検査の結果、全てを死滅化することは出来なかったようだ。つまり再発である。ショックであったが、腫瘍が大きい場合、放射線治療だけでは押さえ切れないことが多い事が分かっていた。ただ瞬の場合、他の子供と違い、放射線治療と平行して温熱治療をしなかったのが気になる。(後で説明があり、放射線の効果が大きかったので、温熱併用はしなかったようです)

次の治療は温熱科学療法になる。入院治療だ。両眼に眼動注、温熱療法を行う。平行して左眼にレーザーを当てるということでした。

次の診察日が7月1日ということで、約1ヶ月半の期間が空いてしまう。これが何とも不安で仕方が無い。

5月13日

放射線治療最後の日。乳ガンで一緒に治療していたAさんともお別れ。Aさんは瞬の頭が良い形と言って、会うたびに頭を撫でてくれた。一緒に治療していた子供たちは既に23回の治療を終えて通院していないので、瞬が一番最後になった。約1ヶ月間だったけど、土曜日と休みの日以外毎日会うわけだし、生きる為に治療を続けている気持ちは変わらないだろう。しきりに「寂しくなる」と言っていた。最後にお別れをする時、「瞬ちゃんのお陰で生きる勇気が出てきた。こんなに小さい子が頑張っているんだから、頑張らなくちゃね」っと言われた時、涙が出てきた。瞬も頑張っているから、Aさんも頑張って!。

放射線治療は効きが良くて、かなり小さくなっているとの事。2週間の経過観察ということになる。