6月17日

 瞬と廉の最近のお気に入りの曲は「なごり雪」。渋すぎる。お風呂で3人で合唱していたりするから変な親子です。全盲のテノール歌手である新垣勉さんの"出逢い 〜我が心の歌〜"というCDに収録されていました。2人とも気に入っているようです。

 7月にあるピアノコンクールでは千と千尋の神隠しの"ふたたび"を弾くので,毎日練習しています。まだまだ失敗が多いけど徐々に形になってきたようです。あと約1ヶ月だけどコンクールでは失敗しないように弾いてもらいたいです。この前,盲学校に行った時にバイオリンを弾かせてもらったそうで,バイオリンもやってみたいと思っているらしい。いろいろなことに挑戦すると一方が疎かになってしまう心配もあるけど,まずは何でも挑戦して自分のやりたいことを見付けてくれたらなと思います。

 小学校で補助についてくださっている先生は本当に熱心で感謝の言葉でいっぱいです。お風呂に入っている時に「先生のお父さんは大工さんで下敷きを作ってくれた」と言っていました。話を聞いてみると網戸の網の部分が挟んである下敷きらしいけど,ちょっと想像できません。その特性下敷きを使うとレーズライターなど特殊なものを使わずに普通の紙の下に敷いて書くことで書いたところが分かるそうです。実際に書いた物を見てみると,少し厚い紙でしたが書いたラインにうっすらと編み目が浮き出ていていました。触っても分からない程度だけど,どうやら瞬には分かるらしいです。サメを書いたみたいだけど,ちゃんとサメに見えたのが少し嬉しかったです。あとで盲学校の先生にも教えてあげよう……知ってたりして。(^^;

6月7日

 保育園,幼稚園のファミリーデーでした。ついてきた瞬は久しぶりに会う先生方に囲まれてました。だけど,ほんの数ヶ月前まで通っていた幼稚園の先生たちなのに,ほとんどの先生の名前が直ぐに出てきません。子供ってこんなもんなんですね。年長組の時にお世話になった先生の名前も出てきませんでした。なんかもし分けなくて……(^^;。

 そのまま県民の日のイベントに行きます。ママが手伝っている大きな滑り台(空気で膨らむヤツ)をやらせようと思ったけど,一人で登っていって降りてくるのは厳しそうに見えたので断念。ミニSLに乗って,仮面ライダーショーを観てきました。あまり遊ぶ物がなくて寂しそうにしていたので,木工工作コーナーでプランターを作ることにします。瞬の仕事は釘打ち。当然,一人では無理なので金槌を握らせて,パパが叩くことにしました。しかし妙な体制で叩かなくちゃならないし,瞬も変な風に力を入れたりするので思い通りに釘が叩けませんでした。半分もできない状態で既にパパの腕はパンパンでした。曇っていたけど蒸し暑くて,必死に作り上げました。瞬も沢山手伝ったという実感があったのか嬉しそうでした。仕上げに全体をガスバーナーで焼いて完成。これで千円は安かったです。ただ待たされた廉とばあちゃんは大変そうでしたが。

6月4日

 小学校での親子レクレーションがありました。パパが参加してみたものの……おかあさんばかり(涙)。お父さんは合計2人と寂しい限り。同じ幼稚園だった子のお父さんならまだしも,他の幼稚園だった子のお父さんみたい。特に話もないしなぁ。顔見知りのお母さんもいるけど,話もしないで瞬が早く体育館に現れないかと縮こまってました。(笑)

 体育館で親子で遊ぼうというそのまんまの親子レクレーション。最初は子供,親,子供……で4列に並んでボール運び。同じ幼稚園だったお母さんがいっぱいいるから,瞬にボールを渡すのも声を出してくれました。続いて”じゃんけん電車”とか。音楽が流れている間は親子でウロウロして,音楽が止まったら近くにいる人とじゃんけんをする。負けたら勝った人の後ろに付いて徐々に長くなるという感じ。瞬は結構,じゃんけんは強いかも。どういうわけか最初にチョキを出しちゃうようで,毎回,最初はチョキ。「なんで最初はチョキなの?,違うのを出せば?」と言ったら気にしていたらしく,次のじゃんけんの時にチョキを出して,グーにしようと思ったのか一本指になっちゃったりしていました。「ずるーい」とか女の子に言われてました……後出しで勝ってないからズルくない……。

 親子レクレーションは楽しめたようで,終わってから校庭で出来るようになったという鉄棒の前回りを披露しようとしていたけど,前日に落ちたらしく少しビビっちゃって出来ませんでした。残念。